第4章 「カオス引っ越し」
前回の続き
9/4 13:00
何やらトラックの音がする。
窓から覗いてみると引っ越し業者が来たようだ。
「ピンポーン!」
ドアを開けると、タイ人マフィアみたいなお兄さんが立っていた。
半ズボン姿の片足にはガッツリと、海外の人が入れているような入れ墨が入っていた。
自分が一番懸念していたことが起きてしまった。
大手以外の引っ越し業者は値段は安くとも、作業員の質が悪い場合が多い。
変な業者、ガラの悪い業者が来たら嫌だなと思っていたら、まさにその展開になってしまった。
自分は、品がない人、ガラの悪い人とは極力関わらないようにしている人間。
もうあとには引けない、今日だけの辛抱だと我慢。
業者は3人いて、タイ人マフィアがリーダーの立場だったようだ。
見た目はヤバそうだが意外にも、淡々としていて冷静で話の分かる感じの人には見受けられた。人を見た目で判断しては駄目ですが...
「レディアス引越センターです、作業をこれから始めます」
「荷物を出す前に、先に処分依頼があった荷物を確認させて下さい」
まだ、部屋はゴミ屋敷だが間に合わなかったから仕方がない。
業者を部屋に入れて、きったない部屋に無造作に置かれている処分品を見せる。(椅子、台、引き出しなど)
だが、自分で処分を依頼しておきながら、部屋が汚すぎて依頼していた処分品がどれだったかうろ覚えになる始末。(あとで処分品が1つ残っていたことに気づく)
業者は自分の前に他で引っ越し作業を終えていたようで、そこでは予定時間より早く終わったようだ。
恐らく自分の部屋を見た瞬間、厄介なことになったと思ったに違いない。
そして荷物をトラックに運ぶ作業が開始された。
やはりプロ、あっという間に荷物を運んでしまった。
しかし、相変わらず色々な細かい荷物が散乱していて汚い状況は変わらない。
それにまだ90㎝オーバーフローの水槽セットが残っている。
更に、水槽内にこびり付いた苔はしっかりとれることはなく、苔から不快な臭いを発していた。
業者はトラックに臭いが付くと、他のお客の荷物にも臭いがついてしまうことを懸念して洗剤で洗ってくれと言ってきた。
本来、水槽を洗剤で洗うことはアクアリウム観点からするとNGなのだが、もはやそんなことは言ってはいられない。
業者は全ての荷物を運び終えていて、水槽が洗い終えるまで車で待機しているとのこと。
だが、ここで問題が...
業者が作業を中断して待機している場合は30分ごとに料金が発生するとのこと。
5000円料金を追加された。
ちなみに、この時の引っ越し費用は合計82000円(処分してもらう物も追加した)
当初、電話でのやり取りでの料金は6万ちょっとだった。
でも処分してもらう物をあとで追加したら、値段がどんどん膨れ上がってしまった。
当初の電話での値段交渉は何だったのか!?自分の把握不足に嫌気がさします。
15:30
急いで水槽をお風呂場まで運び洗おうとする。
が、運んでいる時に友人が水槽の角で手を切ってしまった。
ちょっと傷深めだった。
血がドロドロと出ていて、急いで手を洗わせて止血した。
何とか処置を施したが、ここで友人が戦線離脱。
何とか一人水槽を洗浄した。
そして時間になると業者はズカズカと部屋に入ってきて水槽を運んで行った。
「一旦、処分品を本社に預けてから、引っ越し先の住所へと向かいます」
「到着時間は18時くらいになるのでよろしくお願いします」
16:00
業者が一旦いなくなったあとも自分はまだ整理が終わっていなかった。
食器や割れ物、生き物、植物など、デリケートな物は友人の車に入れて運ぶつもりだった。
だが、まだその整理が終わっていない。
急いで作業するも、車に荷物を詰め終わるのに一時間半以上もかかった。
しかも車一杯になるほど荷物が多かった。
17:30
友人の車に乗って急いで出発。
自分は千葉の船橋に住んでいたが、引っ越し先は東京の町田市。
めちゃ遠い、カーナビは到着時間は19時だった。
終わった。
業者の連絡先は知らなかったので、レディアス引越センターに連絡。
ちょっと渋滞にハマったと時間稼ぎ作戦。
「その場合でしたら仕方がありませんので、大丈夫ですよ」
「作業員にお伝えしておきます」
とりあえずOK!
しかし、ここでハプニングが。
友人が車を運転していたが、道を間違えて高速を降りてしまった。
また高速に入らなければならないが、既にここは東京のど真ん中。
道をぐるーっとUターンしなければならない。
しかも夕方でかなり混んでいる。
ナビが新たに道を教えてくれるので助かるはずだが、高速に入る所に差し掛かった所で友人がまた道を間違える。
そしてまたUターン。
かれこれ、これを4回繰り返したと思う。
さすがに友人に対して苛立ちを覚えるようになってしまった。
ちょっとこの人大丈夫か?と思い、この地獄のループから抜け出したい一心だった。
車中で水道やガス、電気の切り替えの電話が来たりもしていたので、ストレスが凄いことになっていた。
18:30
完全に遅刻というか、到着時間はナビを見ると20時になっていた。
レディアスに連絡して遅れることを伝える。
やはり延長料金が発生するとのこと...
電話の人は業者に遅れることは伝えてえておくとのこと。
また、業者の方から連絡させるとも言っていたが、業者から電話が来ることはなかった。
あまりにも段取りの悪い我々に嫌気がさしていたに違いない。
20:00
大遅刻してようやく新しい引越し場所へ到着。
前は小型マンションに住んでいたが、今度は昔ながらの団地に住む。
町田市にある、集合住宅で築年数は古いが、補修工事で綺麗に整備されている。
なぜ、ここにしたか?
家賃がめちゃくちゃ安いのである
共益費込みで3万ちょっと、更新料はなし、更に2か月はフリーレントで家賃が0円!
マンションで鉄筋コンクリート造、広さは2K、風呂とトイレは別の作りで、風呂も昔のような風呂釜ではなくリフォームされている。
1階の角部屋を選んだ、昔、親と社宅の団地に住んでいたのでそれが一番良いと知っていたからだ。
団地はとにかくドアの音、足音が響くのである。
自分はそれが嫌だったから、簡単にすぐに外に出られてかつ、1階の角部屋だから騒音問題も少ない。
また、前の家も1階に住んでいて、その時は家の中は外からの人と同じ目線の高さで、プライバシー的に問題があった。
しかし、団地は1階でも少し高さがある作りなので問題ない。
またバルコニーのすぐ外は道ではなく、手入れのされた庭になっていて人が通らない。
最高の条件である。
今の弱小の自分にとっては最高の環境だった。
神様のお導きと思っています。
あとはここで道を切り開くまで。
話がそれました。
私の悪い癖ですね、すいません。
団地の通りにトラックが止まっていて、その近くにヤンキー座りしてスマホをいじられているお三方を発見。
これはかなりイラついていると直感。
平謝りするが、業者は早々に作業開始。
ああ、怒ってますね、無理もないです。
彼らは18時に到着していたようで2時間も待たされたのだから...
友人も含め、多くの人に迷惑をかけていることにとても罪の意識を感じて、勝手ながら胃が痛くなっていた。(ちょっとストレスがかかるとすぐに胃が痛くなる自分です)
雨が降り始め、荷物が少し濡れながらも、何とか全て運んで終了。
そして、2時間の延長料金ということで15000円が追加料金として発生。
これは痛い!(道を間違いまくった友人を恨む)
結局の所、引っ越し費用は総額92000円に膨れ上がった(泣)
当初の引っ越し費用額は何処へ?
こうして僕の引っ越しは最悪な結末を迎えて終わりました..
部屋は荷物の山で一瞬で狭くなった。
気が狂いそう。
後日、前の家に戻って、掃除をしながら処分品を回収業者に頼み15000円払う。
更に運び忘れた荷物を段ボールに詰めて、4箱ヤマトに集荷依頼して8290円となる
ほんと、お金がどんどんなくなっていきます。
安くなるよう見積もったはずが結構コストをかけてしまいました。
他に友人の食費、交通費と色々あって、引っ越しに掛かった全ての費用は131163円なりました(泣)。
思ったこと。
引っ越しは一ヶ月前からしっかり計画するものだとしみじみ思いました!
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文字数を2000字以内と言っておきながら、感情の思行くまま書いていたら超えてしまいました。
引っ越し後については、大したことはあまりないのですが、それはそれでまた書きたいと思います。
ありがとうございました。
ご報告
いつも私のブログをお読みになってくださる方、大変ありがとうございます。
少しでも足跡が付くとテンションが上がってしまいますw!
私のような弱小な人間の文章を読んでくださり、お時間を割いてくださることに本当に感謝致します。
あと今まで乱文な文章を書いておりましたが、敢えてあとから読み直して修正はしておりません。
特に会社員時代は精神崩壊が限界にまで達しており、死にもの狂いで文章を書いてました。
自分の心が文面から反映されているので、過去を振り返りその時の心境を思い出して自分を奮起させる目的があるからです。
でも、本当に多くのキッカケと助けがあったことで、今は無事に自分が一番理想とするフリーランスという生き方が出来ていて、心から幸せを感じています。
会社員で色々影響を受けてしまい、洗脳や多くの雑音が自分の思考をぐちゃぐちゃにしていました。
精神的軽減を計るために一部、心を自由にさせていました。
そのため、自分が生きる上で何が一番大事なのか?どうありたいのか?
ここをしっかり掘り下げて答えを導き出すまで、多くの時間を浪費してしまいました。
特に会社員で11年間疲弊し続けてしまったことには後悔しています。
ですが、11年間も苦しんだことで自分が心からこの生き方がしたいと確信をもって言えます。だからこそ、それに伴う代償をしっかり受け入れる覚悟はあります。
もし、強力な権力者が自分を会社員として働くことを強制させたのならば、すぐにでも自分の腹を切る覚悟は出来ています。
もうあとには引けない、引くことはありません。
最初はサラリーマンで自分と同じように苦しんでいる人がいれば、少しでもお役に立てればという思いと、怒りや悲しみの負のエネルギーを文章化して封印する必要があったので書いていました。
でも今はフリーランスとして新たに人生を再スタートさせたことで、この主体性極める世界でどう自分が生き抜いていけるか?ここに全てがかかっています。
そのためこれからは、今後がフリーランスでどう生き抜いていくか?そこを中心として書いていきたいと思います。(今までの章も継続します)
フリーランスで生きてみたいけど迷っている方がいたら参考にして頂けたらと思います。
あと文章は2000字を目途にして書こうと思っています。
他にやるべきこともあって記事更新が遅くなってしまうのと、お恥ずかしい話ではありますが文章を書くのはエネルギーの消耗が激しいこともありますので(*Д*)
お時間頂き、ありがとうございました。
では、引き続きよろしくお願い致します!
第三章 「無計画」
引っ越し作業...
これが本当に地獄で、会社員で疲弊していた自分に更なる追い打ちをかける。
ダンボールに荷物を積めども積めども、荷物が減らない!!
しかし、段ボールの在庫はどんどん減っていく!!
引っ越し業者が来るのは 9/5。
作業を開始したのは 9/3。
そもそも開始するのが遅すぎでしょう!突っ込まれるかもですが、ちょっと言い訳があります。
仕事を退職したのは9/30。
30日の泊まり勤務を終えて、10/1に眠い状態で明けで本社に向かい退職手続きをした。
これが本当に時間がかかった。
この時、所長と一緒に退職の手続きを進めていたが、所長もよくわかっておらず、その都度管理の人に書き方を聞きに行ったりしていたのだ。
「いつも退職の立ち合いしているんだからそれぐらい覚えてくれよ」と思う。
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警備会社は辞める人が多いので退職者が定期的に出る。
組合の議題にも退職者数について必ず触れている。
確か、社員の90%は3年以内辞める統計も出いたような。
またこの警備会社は大手だけあって研修が鬼のようにきつい!
研修で脱落する人や逃亡者もいた。
自分は研修でロクに寝られずにもうろうとして講義を聞いていたら、教官に定規で手を「パチンッ!」と叩かれたことがあった。今なら間違いなく訴えられる。
現場もびっくりするぐらい色々な仕事があり、要領よくマルチに仕事ができなければならない。
そして辞める人が多い一番の理由。
人間関係。
世代が様々で本当に色々な人がいる。
いきなりキレ出す人、ねちっこい陰険な人、超超パワハラ上司、激しい二重人格者、自分勝手過ぎる人など、気持ちが弱い人は料理されます。
女性警備員もいますが、裏事情を聞いた所、かなり陰険ないじめがあったとか。
しかもいじめをしていたのは女性警備員のリーダーの人で、自分は仲良く話していたのでこの事実を知った時は寒気がした。
もちろん、心許せる良い人や、仕事と人格ともに優秀な人もいました。
しかし、警備員の環境は病んでいます。
もし、知り合いに警備員になろうとしている人がいたら止めるでしょう。
まったくオススメできない。
昼夜逆転の生活、祝日、年末年始関係ない、非人道的な環境で更に人間関係とくると、心は病んで思考停止の人生の毎日になります。
この会社は地獄です。
苦しみ続け、病み続け、それでもゾンビのように這い上がり耐え抜いてきました。
私は11年間耐えましたが、それももう限界です。
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退職手続き、1時間半かけてようやく終了(泣)。
そのあと所長と一緒に部長、本部長に挨拶をしに彼らのデスクへ。
本部長の話が長い!
本部長とは11年間のお付き合い、研修で自分の手を定規で叩いた張本人。
あの時、本部長は研修の責任者だった。
最初こそおっかない人で、完全に組織に洗脳されているかの如くのエリートマン。
しかし、蓋を開けるとお喋り好きで、愛想の良い人懐っこい小っちゃいおっちゃん。
自分の上司に媚びない所や、本音で話す所を気に入ってくれたようで、とても気に入ってくれたようであった。
しかも、色々あって自分の実家にまで来たことがある(笑)
だから急に辞めると聞いた時は、色々言いたいこともあったらしい。
少し悲しい気持ちにもなったが、私は急がなくてはならない、一刻も早く!
何とか本社を出たが2時間もかかってしまった(コンチクショー!)
早くしなければ、映画に遅れてしまう!
「!?」
実は退職手続きを済ましたあとは同僚と映画を見に行く約束をしていたのだ。
引っ越し作業そっちのけで、計画性のないアホである。
同僚は本社の1Fで不機嫌そうに待っていた。
謝りながらも時間がないので、お互い駅までダッシュ!
映画の時間まで1時間!
急いで電車に乗り、途中タクシーで映画館に直行!
喉が渇くといけないのでコーラも買っておいた。
「事故物件怖い間取り」を見たあと、個室居酒屋で二時間、クーチャラ、ベーチャラ。
22時頃に帰宅。
死ぬように眠る。
9月2日
昨日のお酒が残っていてだるい...
自分は下戸なので、お酒をちょっと飲み過ぎただけですぐに体が不調になる。
5日まで時間はないのだが、どうしてもやる気が出ない。
睡眠負債も溜まりまくっていたのもあり、何もできなかった。
一人自信損失に...
9月3日
睡眠負債がとれない...
夕方に作業開始。
段取り悪く作業を開始したせいで、部屋中めちゃくちゃになってしまう。
散らかりまくった部屋を見て気が狂いそうになる。
とりあえず部屋を汚くして終了。
9/4 ようやく本格的に作業開始。
明日の昼には業者が来てしまう、急げ急げ!
夜には仕事を終えて手伝いに来てくれた友人と一心不乱に作業。
08:00
起床。
引っ越し業者から届いた30箱の段ボールを全部使ってしまった。
まだ荷物は残っている...
台所の棚の荷物、食器類、山積みの書類、まだ10箱は必要なくらいだ。
そして、著しく作業のスピードが落ちる。
思考停止。
11:00
とりあえずゴミと、運ぶ荷物を分けて置くようにした。
ダンボールに入らなかった荷物は友人の車で運ぶようにしようと考えた。
11:30
90㎝水槽の中にいたゾウリエビ、シャコガイ、スズメダイを非難させ、水槽の水を抜く。
水槽に苔がびっしり生えていて汚い、磯野の匂いもする。
このままでは業者に運んでもらえない。
水槽を傷つけないように苔を落そうとするが、中々落ちない。
ここで心が折れそうになる。
体力も大分削れた。
部屋はまだぐちゃぐちゃ。
作業しても作業しても、終わりの見えないこの地獄のループに現実逃避したくなった。
引っ越しがこんなにも大変だったとは...
誤算だった。
計画性のない自分に苛立ちを感じる。
12:00
お腹が減ってしまったので、お気に入りのピザ屋に電話。
しかし、こういう時に限って繋がらない。
ここのピザ屋の「カナディアンチーズ」というピザはとても旨い。
自分は同じものを食べ続けると飽きてしまい、しばらく食べたくない気持ちになるのだが、カナディアンチーズは例外中の例外!
地元のピザ屋なのでもう食べれないし、最後に食べたいが渋々諦めた。
ドミノピザ屋に注文して食う。
時間がないのでフードバトルのように猛スピードで食す。
13:00
地獄のループを開始して、気づくと外から車の音が!
どうやら引っ越し業者が来てしまったようだ。
ここで地獄からカオスに...
第二章 「身支度」
退職届を出して8月一杯までの仕事になり、限界な精神状態ながらも何とか持ちこたえることができました。
思えば11年間勤めてきて何度も心が折れそうになったりして、それでも這い上がってきた。
だから打たれ弱くとも、人一倍回復能力は早いと断言できる。
辞める2年前からは職場で自我を出し始め、それなりに言いたいことも面と向かって言えるようにはなっていた。
しかし、引っ越し作業がここまで大変だとは思わなかった。
8年ほど住んだ賃貸物件で、こんなにも物が増えていたことに驚愕してしまい、それの処理に費用と時間を大きく使ってしまった。
大して弾きもしなかった電子ピアノ、大型扇風機、重たいガラス水槽、着ない盛りだくさんの服、40巻もある重たい図鑑シリーズ、使わない家電製品、とにかく他にも一杯あった!
自分で買ったもの、親からもらったもの、総額で何十万としたであろう物たち。
そのほとんどを引っ越しが終わったあとで回収業者に引き取ってもらいました。
約3万円ほど、これは痛い!
しかもこの半年前にも回収業者にきてもらっていて、その時は総額8万円もしました(泣)!
自分はいかに物欲でまみれていたか痛感させられた所でした。
それでは、会社を辞めて家賃の安い物件に引っ越しする話に移ります。
会社員としての契約は9月中旬までありますが、仕事自体はなく時間はもはや無限にある。
当初の考えとしては、9月中旬ぐらいに引っ越しできればいいかなと思っていたが、ここで早くも予定が狂ってしまう。
引っ越しで手伝いをお願いしていた友人が、なんと9月5日出ないと休みが取れないと言うのだ!!
やべーじゃん!
間に合わねーじゃん!
焦った焦った!
とりあえず引っ越しをサイトを調べる。
するとアート引越センターのサイトに、引っ越しの見積もりをネット上で簡単に計算できる、ということが書かれていたのでクリックしてみた。
それはいくつかの質問答えるもので、最初は引っ越しに出す荷物はどんなものかを画面上に出ている、椅子、机などの家具類、冷蔵庫、電子レンジなどの電化製品など、家具類のアイコンを選択していくものだった。
そのあとに段ボールはいくつ必要なのか?とあり、とりあえずスタンダードであった30箱にした。(この選択によりあとで段ボールが足りないという悲劇となる。)
そのあとは住所、名前、連絡先等を記入した。
画面上には「あとで引っ越し業者から連絡が入ります」等のメッセージが出ていた。
すると電話が来た!
その電話主は引っ越し革命と名乗っていた。
自分はアート引越センターのサイトで見積もりを出してもらっていたので、てっきりアート引越センターの下請けかと思っていた。
しかし、あとで分かったことは、このアート引越センターの見積もりサイトを利用することで、たくさんの引っ越し業者にも情報が行ってしまうということだった。
だからレスポンスの早い業者から電話が来るのだ。
まさに獲物の総取り合戦がそこでは行われているのである。
トラップに引っかかった獲物を、複数のハンターが待ち構えているのかのように。
知識も判断力にも欠ける自分は、その引っ越し革命という業者と契約の約束を交わしてしまった。
しかし、数時間して電話が入る。
アート引越センターからだった。
「?」
勘違いしていた自分は、アート引越センターの人と話をしてようやく自分が違う業者と契約をしてしまったことに気が付いた。
でもそれでよかったのだ、なぜならアート引越センターの人と自分の荷物状況の話をすると対応できないことが一つあったからだ。
それは水槽を運ぶということ。
自分は90㎝のガラス水槽を持っている。
これはとても重く、傷がつきやすい。
そしてオーバーフローの水槽であるため、メイン水槽の下に濾過槽という、もう一つの水槽がある。これも重いのだ。
そして水槽台。
この90㎝オーバーフロー水槽は6万で、さらにクーラー装置、水中ポンプをつけたので、合計で12万円ほどしたのだ。
実は過去にもっと大きい水槽も持っていた。
水槽をオーダーメイドで作ってくれる熱帯魚ショップに行き、交渉して大型水槽を購入。
幅150㎝、奥行き60㎝、高さ60㎝の大型オーバーフロー水槽で、大型水槽用水中ポンプとヒーターもつけて総額45万円!
一括で払いました!
この大型水槽用ヒーターは出力も半端ではなく、冬場にこれが起動しているときにドライヤーか電子レンジを使うだけでブレーカーが落ちる!
電気代も2万円も超えていて、消費電力も一ヶ月で250Wも使っていた(笑)
水槽内を泳いでいたのはアロワナ、コロソマ、オスカー、シャベルノーズキャット、あと色々。
大型水槽は正面から見るより、横から見ると世界が違って見えてとても興奮するのだ。
しかし、あまりにも身の丈にあっていないものを買っていたことに、なんだか心が苦しくなり、魚も水槽も熱帯魚ショップに買い取ってもらった。
2万円で(泣)
人間は同じ間違いをする、私はそれよりは小さいがまたしても水槽を購入してしまったのである(90㎝オーダー水槽を)
話を戻します。
引っ越業者によっては水槽を運ぶことができないそうで、アート引越センターも対応できないとのことだった。
他にも業者の電話がきたが、対応できない所が多い。
しかし、契約した引っ越し革命はできるとのことだった。
だから、これでいっか!と思っていたが、2時間ほどして電話がくる。
「レディアス引越センターです」
よくわからん引っ越し業者が多いなぁ~と思いながら電話をとるも、内容を聞いていると悪くはなかった。
自分がすでに契約したことを伝えると、レディアス引越センターの業者はそれよりも安い値段で交渉してきた。
なるほどこうやって色々な業者と交渉していけば、引っ越し費用も安くできるわけかと理解した。
だが、今の自分には時間がない、とりあえずレディアスは安いみたいだからこれに契約しよう!
水槽対応もできるとのことだったのですぐに契約した。
引っ越し革命には断りの電話をいれたが、理由を教えてほしいとのことで中々しつこいものだった。
断っても連絡していないのか、引っ越し革命の下請け業者から、引っ越しについての話があり、都度キャンセルしたと説明するのがめんどいものだった。
レディアス引越センターの引っ越し費用は7万ちょっとだった。
水槽対応以外に、いらない家具類の引き取りもお願いしていたので、その費用も入っている。
というかどんだけ物が多いんだ自分!
とりあえず引っ越し業者との契約は済まして、あとは引っ越し作業!
しかし、これが本当に大変で地獄の作業になった...
第1章 「幕開け」
よし!
取り合えずは審査通った!
これで道は開けた!
あとは会社を脱出するだけ!
ようやく人生に光が差したような気がしました。
これで新たに人生を再スタートできる!
楽観的過ぎではありますけど...
確かに色々とこれからが大変、それは分かっている。
勿論書類には保証人が必要で、親に保証人になってもらいましたが、実は親には仕事を辞めてフリーランスで生きる、とは言ってはいません。
父親は世の中の変化に敏感ですし、理解のある人だとは思います。
でも現段階でフリーで生きるのに、レベル0の自分が会社員として生きるのが辛いから、一旦辞めてフリーで再スタートするので引っ越しします、なんて言ったら基本反対すると思います。
前に仕事を辞めて色々やりたいことがある的な話をしました。
父親は「安全なマージンを敷いた上でやってくれ」的なことを言われたことがありました。
だから、とても本当のことは言えません。
母親においては心配性な性格なので、絶対に言ってはNGなのです。
母親のことが嫌いと言うわけではありませんが、昔から心配性、不安症で、その気持ちを人に共有させようとする所があります。
また、よく自分が夢を語っていると、「無理だからやめたほうがいいよ」とか「失敗ししたらどうするの?親は助けられないよ!」など言われてきました。
それだけ母に実現性低いと思われるほど、自分の努力の至らないのもあります。
でも親には結構否定されてきたことが大きく、自分は人に迷惑をかけないように平凡に生きなければならないんだと感じ、「人間なんてつまらない生き物だ」とよく思っていました。
もともとコンプレックスがあって自信が低い自分に、更なる自身損失へと誘われていたようでした。
親からの影響は大きいものです。
当時、ニュースでホリエモンが捕まったのを見て母が「昔から出る杭は打たれるっていうからね、罰が当たったんだよ」と聞いて、本当にそうなんだと感じていました。
世の中であまりに出しゃばったことをすると神様が罰を与える。
親や祖母にもそう言い聞かされてきました。
だから、世の中で神様は目には見えなくとも、何かあれば神様の影響があると思っていました。
でも今、ホリエモンさんは人生辛いわけではありませんよね!?
とても活躍されているし、捕まって刑務所に入っていた経験を逆に生かしています。
自分は勘違いをしていたんだと思います。
ホリエモンさんはたくさん行動を起こしていました。
成功者は行動力があります。
だから壁にぶち当たることもあります。
その時にこそ、めげずに頑張れるか、神様は見ているんだと思います。
ホリエモンさんの時は、捕まった時がその時だったのかもしれません。
そう感じるのは、知り合いのスピリチュアルの先生からそう教えられたからです。
「神様はお願い事しても叶えてくれるわけではないんです」
「本人の99%努力があって、残りは1%の運、この運が良い運として神様が助力してくれるんです」
やはり努力なくして何もなし得ない、当たり前ですよね。
あと先生はこうも言っていました。
「仏様と違って、神様は厳しいです」
「頑張っている人にあえて試練を与えたりします」
「でもその時に、その人がどうするのかを見ています」
その時に神様が厳しい方だと聞いて少し萎えましたが、だからこそ苦しいときにこそ頑張りを見てくださるのというのは、逆に言えば個人の信仰心が高ければそれだけ、励みにも勇気にもなるということだと思います。
陰で頑張っていても、神様はしっかり見てくれている。
そこにやましい気持ちがあってはいけないと思いますが、勇気になると思って励んでいけば、気づけば結果になっているのかと思います。
こういう話をすると、宗教とかスピリチュアルに変に凝ってしまっている、と思われるかもしれませんねw
でも自分は神様というか、宇宙の法則と言うか、そういうまだ解明されていない法則のような力があるんだと思います。
自分は神様がいると思って、毎日個人的にお祈りを習慣としてきました。
自分の場合はこれからが頑張りどころ。
とにかく、親に理解が得られるように成長してからフリーランスになる。
その方が確かに現実的ではありますが、そうなる前に自分はとっくに崩壊しています。
本当に苦しいから会社を辞めたい。
そんな話を親にしたところで、どうやって生活するんだ?と言われるだけです。
確かに現実的に食べていくことは厳しいです。
でも心が崩壊しそうな時にそんなことは考えていられない。
人間は心がある、心が死んでいては生きていくことなどできない。
何より、心の声を聞くことが人間にとって一番大事なことだと思います。
私にとって心の声とは、
「会社の中で縛らずに、フリーランスになって生きて行きたい」
フリーランスも大変ですが、自分に選択権があるこの環境、これが全てでした。
自分らしく自由に生きて行く、これが自分にとって一番大事なこと。
何かになりたいとかは全部二の次。
まずは自由な環境でいること。
フリーランスになって本来の心と自分を取り戻し、人生再スタートをきる!
だから先にフリーランスの環境になってしまうことが自分には必要なことでした。
あとはフリーランスの環境で生活できるよう、経済面を確立していくこと。
その先で本当の目標や夢が明確になってくるのだと思います。
これだから当然親には本当のことを話せません。
親には家賃を下げたいから引っ越しする、職場は近い所に異動させてもらうと嘘を言いました。
神様はこの嘘をついたことで罰は与えたりしないと思います。
自分に必要な環境に身を置いたことで、そこからどう頑張れるか?
ここにすべてかかっていると思います。
ここを神様は見ておられるのだ感じています。
第1章と言っておきながら全然ストーリーが進んでおりませんが、今回は自分の人生再スタートに向けての心の整理をつけさせていただきました。
次回は引っ越しを決めて、そこから地獄を感じたのでそこに触れていていきます。
読んでいただきありがとうございました。
少しでも同じ気持ちの方がいたら、自分の経験から何かを得ていくきっかけになったら幸いです。
人生リセット 再スタート
賃貸物件を調べていると、破格の家賃の物件がいくつか出てくる。
でもだいたいどれも、木造住宅のアパートばかりだ。
こういう作りの物件はおおよそ、耐震強度は悪いし、ミシミシときしんだり、近隣との騒音を気にしたりと、プライベート空間は大きく侵害されるものだろう。
それだけは絶対に避けなければならない。
一つあった!
5階建てのマンションの物件、2Kで風呂とトイレは別々で、家賃は何と 2.2万円!
やばいこれにする!
駅から徒歩15分と少し遠めだが、そんなことはどうでもいい。
フリーランスでネットで仕事を全て完結してきたい自分には、もはや通勤など必要ない。
だから駅近で家賃が高い所を選ぶのは、愚の骨頂なのだ。
普通は皆、駅近の物件を探すだろう。
あえて駅より遠い所を選び、家賃の安い所を追求する。
一般の人とは違うことをすることは、冒険であり、好奇心をくすぐられる。
投資の世界にもあるように、勝っている投資家は皆、大衆の逆をいく。
それに駅より遠いことで、繁華街から外れて、静かな所で生活するのは、芯から身の休まる心地の良い所でもある。
しかし、すぐに夢は潰えた。
内見に行こうと予約していたが、他に入居する人が決まったとの知らせが、不動産から入る。
前の住人が立ち退いて、借りに出して当日に決まったとのこと。
愕然とするも、同時にここで諦めるわけにはいかない、もう心は限界、早くしないと自分は精神が崩壊する。
もう動き続けるしかない。
しかし、同時に見ていた物件があった。
それは公団の団地で、鉄筋コンクリート造であり、家賃は2.7万円。
しかし、空いている階は4階だった。
自分はトレーニングをするし、何より90㎝のオーバーフロー水槽がある。
これはメインとサブの二つの水槽があり、水を入れて、レイアウト関係も入れたりすると、400キロ以上にもなる。
運動すれば振動で下の住人に迷惑がかかるし、水槽は底が抜ける恐れもある。
何せ築50年以上の年季の入った建物だ。
鉄筋コンクリート造であっても信用はできない。
更に外に出る時、4階だといちいち上り下りが面倒だし、団地は音が響くので、ドアを開けたり閉めたりも人に聞こえる。
干渉されている気持ちになるので、1階の方がすぐに外に出られるし気兼ねがない。
そこの物件は都内の公団が管理しているようで、問い合わせてみると他の地区で1階が開いている物件があった。
同じく5階建ての団地で、そこの1階。
2Kで家賃が3.2万円。
今までと比べると若干高いのでしばし考えたが、もうここしかないと思い、早急に内見の予約を決めた。
自分が住んでいる家からクソ遠かった。
ドアツードアで2時間半近くかかった。
最寄り駅から降りてもバスの乗り方が分からず、30分ぐらい歩いた、しかも夏真っ盛りで地獄だった。
内見できる時間が16時までだったので、15:45に到着して早急に内見して帰ることになった。
雰囲気は昔ながらの団地である。
近くに広場があり、子供たちが元気に遊んでいる。
団地は静かな空間に包まれている感じである。
ここに決めた!
東京都ではあったが、都内から大分外れた所で、地図上でみるとすぐに山がある。
いい感じである。
早速契約に踏み込む!
公団だからではないと思うが、思いのほか書類提出が多い。
そして審査も厳しいようだ。
裏を返せば、それだけ社会的に外れた人は住めないということ。
つまり変な人は住んでいないとも見れる。
色々と好条件に思えた。
私はまだ会社員なので、ようやくこの身分を存分に生かすことができた。
会社員で一定の収入があれば、保証人さえいれば、簡単に審査は通る。
辛い仕事生活の中、審査が通った通知が来たとき、胸の高鳴りを感じていた。
あとは退職届を出すのみ...
人生の再スタートが始まろうとしていた。
転機が突如として訪れる
私は某大手の警備会社で施設警備員として働いていた。
施設警備員は各契約先である、法人施設、企業先へと派遣され、そこが勤務先となる。
私も都内で病院、空港、ショールーム施設、データーセンター等、色々な派遣先で勤めた。最後の派遣先は複合施設だった。
ある日、司令(現場での直属上司)から他の派遣先が人手不足なため、応援に行ってほしいと言われた。
私は断った。と言うか前にも応援に行ったことがあり、知っている同僚、先輩がいて人間関係的には問題なさそうな雰囲気ではあった。
しかし、だんだんと日が経つにつれて苦しくなってくる。
まぁ、どこも人間関係はそんなものだろうとは思う。
だが自分の勤務元で人間関係や色々と疲弊している私には、応援に行っても人間関係などでしんどい思いなどしたくはない。
それで、もう行きたくないと思って上司に言い、これ以上応援に行くことはなくなった。
しかし、更に上の上司=所長に半ば強制のような命令を受けた。所長はとても優しくて理解のある人だったが、今回ばかりは強くお願いをされたのだ。
しぶしぶ承諾したが、私はこの時に心が折れていた。
というより、もうこんな苦しくて、悲しみや憎しみを持って生きるのは辞めようと決心していた。
「会社を辞めてフリーランスになる!」
もうこれしか私の選択肢はないと思った。
もう無理。
一つの会社で11年近く、苦しい中、ずっと耐え続けた。
今まで鬱状態でよく頑張ったと、自分に言ってやりたいぐらい、地獄の人生だった。
会社員として働いてから日記をつけているが、今見るととても酷い心境だったとよくわかる。
もう十分だろう。
私はかねてから、誰の支配下に置かれずに、自分に全て決定権があり、かつ自由な生活の「フリーランス」に憧れていました。
これにはスキルや経験、実績が必要であり、最低でも副業で始めて3か月間、自分の現職の給料を上回ったら、会社を辞めるのが良いと巷では言われています。
ですが、私の場合に置いてはこれは現実的ではなかった。
泊まり勤務で、9時から翌9時までの勤務。
仮眠は寝れても3時間ちょっとで、帰宅後もヘロヘロになって帰り、4時間は爆睡する。
20代は寝なくても平気だったし、数年前も2時間寝れば余裕だった。
しかし、長期にわたる累積疲労と年齢的な衰えからか、徐々に体に不調が現れてきた。
しかも、この会社ときたら、泊まり勤務が終わった翌日の明けの日に、また夜勤で会社に戻ってくる、俗にいう「戻り夜勤」というものがある。
信じられないかもしれないが、泊まり勤務が終わって翌日の明けで家に帰って、日中寝たら夕方の18時には会社に行って夜勤が始まるのだ。しかも前日の泊まり勤務と同じ仕事をして、仮眠は寝れても3時間満たない、というか日中寝てたので生活リズムが狂って寝られない。更にヘロヘロになって明けで家に帰って爆睡、そして起きたら夕方だ。
そして次の日はまた泊まり勤務が待っている...
とても拘束時間が長い。
副業どころではない。
時間がないし、寝れる時間も少なぎる。
そして粗悪な環境によるさらなる追い打ちの、粗悪な人間関係。
これには多くの人が病むことだろう。
実際に若い人の9割近くは3年以内辞めている。
残った人間は、思考停止しているか、しつけの良い飼い犬となり下がり、媚を売って出世したい人しかいない。
私は前者。でもずっと将来にことについて悩んでいた。
それで死にたくなるようなことが多かった。
話を戻します。
その時に、会社で内緒でwebライターの仕事をしていた。
しかし、先ほども言ったように粗悪な労働環境から、集中できても頑張っても2時間がやっとだった。
そして得られる報酬は2000円にも満たない...
FXもやっていたが、そっちの方がよっぽど稼げる...
だが投資の世界は不確定要素が大きく、不安ばかりなので、自分がしっかり稼ぐことができるスキル、実績を得ることは必須だと考えていた。
しかし、 こんな調子ではとてもじゃないが、巷で言われている会社を辞める条件に行きつく前に鬱病になって、社会不適合者になるのが目に見えていた。
本当にこの時の私は精神が壊れかけていた。
すぐにイライラするし、外の出ていても変な奴がいたり、自分を見ているという気がすると、アドレナリンが出て、威圧するオーラを放ったり、戦闘モードになろうとすることが多かった。
筋トレ15年しており、格闘技、武術をやっていた自分には、舐められてはならないという、プライドがあったのだ。
長年こういう修行を積んできたことで、オーラと言うか、そういうものを感じさせるようになったようで、ひるんだり、避ける人が多かった。
本当に冷静さを失っていた。
とにかく客観的に自分を冷静に見ることができなくなっている私にはもう時間がない!
環境に飲まれやすい、影響を受けやすい自分は、環境こそ先に改善すべきだと思った。
冷静に思考が働いているうちに、早急な改善に移さなければ自分は崩壊する。
意を決心して、いきなりフリーランスになることを決めた。
もうこれしかなかった。
その為に家賃の安い所に引っ越ししなくてはならない。
気づけばネットで、賃貸の物件を食い入るように見ている変人がいた。